2009年07月04日

正常な細胞をがんに変化させる性質

発癌性(発がん性、はつがんせい)は、正常な細胞をがん(悪性腫瘍)に変化させる性質。発癌性物質(発がん性物質、はつがんせいぶっしつ)とは、発癌性を示す化学物質のことである。いずれについても本稿で扱う。

がんは、がん抑制遺伝子の変異の蓄積や、環境因子などの複合的な要因によって発生すると考えられている。したがって、たとえば「水疱瘡はVZウイルス(Varicella-zoster virus)の感染で起こる」といった原因と結果を単純に結び付けることは、がんの場合においては困難である。ある物質の発癌性の評価については、種々の因子を比較してがんになる危険率(リスク)の違いを示せるだけである。
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19世紀において、発がんの機構はデンマークのフィビガーの提唱する寄生虫発がん説とドイツの病理学者ウィルヒョウの提唱するがん刺激説が対立していたが、1915年に日本の病理学者である山極勝三郎と市川厚一が、ウサギを用いた実験において、コールタールを刺激物として実験的にがんを発生させることに成功した。

その後、発がんに関する研究が進むと、化学発がんは正常細胞が潜在的腫瘍細胞に変化する不可逆的な段階である「イニシエーション」と、潜在的腫瘍細胞がクローナルに増殖し、最終的には悪性化する可逆的な段階である「プロモーション」の複数の段階からなるという、『化学発がん二段階仮説』が提唱された。発がんイニシエーション、プロモーション作用を持つ化学物質を、それぞれ「発がんイニシエーター」、「発がんプロモーター」と呼ぶ。発がんプロモーターは単独では発癌性を示さず、イニシエーターの作用を促進させる働きをする。

2009年06月14日

精油(せいゆ)、エッセンシャルオイル

精油(せいゆ)、エッセンシャルオイル(英語 essential oil)は、植物に含まれ、揮発性の芳香物質を含む有機化合物である。「オイル/油」という字が付くが、油脂とは全く別の物質からできている。可溶化リポイドで、水に溶けにくく、アルコール・油脂などに溶ける性質(親油性・脂溶性)を持つ。現在、約250?300種類の精油が存在する。

「精油」は100%天然物質であり、人工的に合成した物質を一切含まず、アルコール希釈などをしていない完全成分のものだけを指す。アロマオイルやポプリオイルなどと混同されることもままあるが、混ぜ物を含むそれらとは全く別物である。

一般に精油は植物の特殊な分泌腺で合成され、その近くの油胞に蓄えられている。精油は植物にとって様々な有用な作用を及ぼす。精油の香りの誘因効果により鳥や昆虫に送粉や種子の運搬を託す。また精油の苦みなどの忌避効果によって害虫やカビ(真菌)などの有害な菌から植物を守ることもある。他の植物の発芽や成長を抑える働きのある精油もある。また精油が汗のように蒸散することにより太陽熱からその植物を守ることもある。
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細菌やウイルス、虫などに対する作用 [編集]
殺菌作用:バクテリアなどの菌を殺す作用
抗菌作用:細菌の増殖を抑える作用
抗真菌作用:真菌(カビ)の増殖を抑える作用
抗ウイルス作用:ウイルスの増殖を抑える作用
殺虫・虫除け作用:虫を殺したり、除けたりする作用
但し、薬事法の許可認可を受けていない精油を上記の効能を謳い販売・譲渡する行為は薬事法に違反する。

成分 [編集]
植物に含まれる揮発性の有機化合物を精油(エッセンシャル・オイル、essential oil)という。一般的な植物油脂は不揮発性でグリセリンの脂肪酸エステルを主成分としているのに対し、精油はテルペンや芳香族化合物など(アルコール・アルデヒド・ケトン、エステル、フェノール、炭化水素)を主成分としている。低沸点の香気成分を豊富に含むことが多い。人体にとっては植物ホルモンを含む強い生理活性作用物質である

用途 [編集]
特有の芳香を持つものが多く香料として使用される。また、香料としての働きも含めアロマテラピーにも使用される。精油の人体に及ぼす影響・効果・作用・毒性・利用法についてはアロマテラピーの項目を参照のこと。

種類 [編集]
次の四つの種類がある。

ハーブ系 - ラベンダー、ミントなど
樹木系(天然樹脂系) - ジュニパー、パインなど
オリエンタル系 - サンダルウッド、イランイランなど
花精油系 - ローズ、ジャスミン、ネロリなど

精油を採る植物 [編集]
精油を採る植物は多岐にわたる。オレンジのように花、葉、果実から異なる精油が得られるような植物もある。以下に主な採油植物とその部位を示す。

花・蕾: バラ、ジャスミン、オレンジ(ネロリ)、カモミール、イランイラン
葉: オレンジ(ペチグレン)、ゼラニウム(ニオイテンジクアオイ)、ユーカリ、ティートリー
果皮: オレンジ、レモン、ライム、ベルガモットなどの柑橘類
果実・種子: コショウなど多くのスパイス類、バニラ
樹木・樹皮: ビャクダン(白檀、サンダルウッド)、マツ、ヒノキ、シナモン
樹脂: フランキンセンス(乳香、オリバナム)、ミルラ(没薬(もつやく))
根・根茎: ベチバー、アヤメ(イリス)
全草:ラベンダー、バジル、ローズマリー、ミントなどハーブ全般

2009年05月29日

江戸幕府の支配に関して

家康が礎を築いた徳川将軍家を頂点とする江戸幕府の支配体系は極めて完成度の高いものである。江戸幕府は京、大坂、堺など全国の幕府直轄主要都市(天領)を含め約400万石、旗本知行地を含めれば全国の総石高の1/3に相当する約700万石を独占管理(親藩・譜代大名領を加えればさらに増加する)し、さらには佐渡金山など重要鉱山と貨幣を作る権利も独占して貨幣経済の根幹もおさえるなど、他の大名の追随を許さない圧倒的な権力基盤を持ち、これを背景に全国諸大名、寺社、朝廷、そして天皇家までをもいくつもの法度で取り締まり支配した。これに逆らうもの、もしくは幕府に対して危険であると判断されたものには容赦をせず、そのため江戸幕府の初期はいくつもの大名が改易(取り潰し)の憂き目にあっている。これは朝廷や天皇家でさえも例外ではなく、紫衣事件などはその象徴的事件であった。

幕府に従順な大名に対しても参勤交代などで常に財政を圧迫させ幕府に反抗する力を与えることを許さなかった。このように圧倒的な権力基盤を背景にして徳川将軍家を頂点に君臨させ、全国の諸大名・朝廷・天皇家を「生かさず殺さず。逆らえば(もしくはその危険があるならば)潰す」の姿勢で支配したのが家康の築いた江戸幕府であった。

このように徳川将軍家のみを絶対とする江戸幕府の絶対的な支配体系については「保守的・封建的」との見方もできる一方、これほどまでの強固な支配体系が確立されたからこそ、戦国時代を完全に終結させ、そして江戸幕府が250年以上に及ぶ世界史上類を見ない長期安定政権となったことは否定できない事実である。そのため、この江戸幕府の礎を築き上げた家康の手腕は今なお高く評価されている。また、この統治基盤が有ったからこそ、明治新政府へ移行が速やかに進められたとも言われる[誰が]。
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後の鎖国政策につながるような閉鎖的外交方針を諸外国との外交基本政策にしたことから、幕末まで海外諸国からの侵略を防げたと評価できる。なお、これらの「業績」は家康の死後に、当時の情勢において行われたもので、彼に対する非難としては的を外している、また明が海禁策をとるなど、当時の世界的な趨勢であるとも言える。

徳川将軍家を絶対君主とする、全国の諸大名をはじめ寺社勢力、朝廷そして天皇家までも実質支配下に置き、さらには外交面でも閉鎖的な徹底した中央集権的封建支配体制を築き上げたことは日本の近代化を遅れさせる一因となったという非難の声もある[要出典]。また、これに関連して「生かさず殺さず」の姿勢で百姓を支配しようとした[要出典]事やキリシタンに対する厳しい弾圧への批判も多い[要出典]。

家康は信長以上に朝廷をないがしろにしたと言われ[要出典]、実際彼は朝廷を事実上支配下においていた。慶長11年(1606年)には幕府の推挙無しに大名の官位の授与を禁止し、禁中並公家諸法度を制定するなどして朝廷の政治関与を徹底的に排除している。大坂冬の陣の最中である12月17日、朝廷は家康に勅命による和睦を斡旋したが、家康はこれを拒否した。さらに関ヶ原の戦いの後、家康が親豊臣的であった後陽成天皇に譲位を要求した。そして天皇がこれに応じて弟の八条宮智仁親王に皇位を譲ろうとすると、家康はかつて親王が秀吉の猶子になったことがあるとして反対し、慶長16年(1611年)には後陽成天皇を廃して、皇位を政仁親王(後水尾天皇)に譲らせている。家康は信長でさえ行なわなかった天皇の廃立を行ない、さらに後水尾天皇を自らの主導で即位させたのをいいことに、家康存命中から秀忠の5女・和子を入内させ、外祖父として天皇家まで操ろうとしたのである(入内の話は慶長17年(1612年)から始まっていたという。和子の入内が元和6年(1620年)まで長引いたのは、家康と後陽成天皇が死去したためである)。

2009年04月25日

分裂とローマとの戦争

ミトラダテス2世の後、王位継承を巡って内紛が勃発し、更にローマからの侵攻を幾度となく受けることになる。前63年にはセレウコス朝がローマのポンペイウスにより滅亡し、パルティアもローマと直接向き合うこととなった。この時期は政治混乱のために記録が少なく、パルティアの内情は不明な点が多い。

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紀元前1世紀半ばにはオロデス2世とミトラダテス3世との間で王位継承の戦いが行われたが、敗れたミトラダテス3世はローマ領へ逃れその支援を受けた。結局ミトラダテス3世は敗死するが、前53年にはローマ軍が自らパルティアに侵入した。この戦争ではカルラエ市近郊で行われた戦いでローマ将軍のクラッスス親子を戦死させ、パルティアが勝利を収めた(カルラエの戦いあるいは第1回パルティア戦争)。

前44年にローマのカエサルがパルティア侵攻の準備中に暗殺される。その後の内紛に乗じてオロデス2世は前40年にローマに侵攻してシリアを奪った。しかし翌年からの第2回パルティア戦争でシリアを奪還され、戦闘を指揮していたパコルス1世は戦死する。

後を継いだフラーテス4世は、その治世の前36年にアントニウス率いるローマ軍の大挙侵入を受けたが、これを撃退した。前31年にティリダテス2世による反乱が起こり、王は一時スキタイ方面に避難した。スキタイ人の力を借りたフラーテス4世はティリダテス2世を追い出したが、その後も内紛は続いた。

フラーテス4世を暗殺したフラーテス5世以降、王位継承を巡る争いは更に深刻なものとなった。最終的にローマ帰りの王ヴォノネス1世の即位を見るが、彼の親ローマ政策は国内の大きな反発を買い、アルタバヌス2世が敵対者によって擁立された。

アルタバヌス2世はヴォノネス1世に対する勝利を収めた後、アルメニアの王位継承に介入しこれを支配下に置こうとしたため、帝政となったローマ帝国と第3回パルティア戦争を引き起こした。その後もアルメニアの帰属を巡って両国の関係は紛糾し続けた。パルティアがアルメニアへ対して軍を派遣しようとした所、36年にローマの手引きによりアラン人の侵入を受け、同年に和平を結んだ。その後、アルタバヌス2世は貴族たちの不満から退位させられ、一旦はキンナムスが後を擁立されるが、すぐに退位してアルタバヌス2世が復位する。なお現アフガニスタン、パキスタン方面を支配していたスーレーン氏族のゴンドファルネスは20年頃に分離独立してインド・パルティア王国を建てた。

アルタバヌス2世は復位後すぐに死去し、再び内紛が起こった。最終的にゴタルゼス2世が勝利して、51年にその後をヴォロガゼス1世が継いだ。53年、ヴォロガセス1世は再びアルメニアを占領するが、58年にコルブロ率いるローマ軍に奪い返され、63年にネロ帝との間に和議を結んだ。

その後、しばらくはローマとの間は小康状態となり、その代わりにアラン人対策に追われることになる。ヴォロガゼスはアラン人討伐のため、ローマに援軍を依頼するが不調に終わった。

2009年04月09日

ポストロック

1990年代前半に生まれ、1990年代後半から活発になった、従来のロックとは異なる、新しいアプローチのあるロック。従来のロックの形態、あるいは精神性を (アーティストによって程度の差はあるが) どこかしら継承しながらも、従来のロックに無かった何らかの方法論が取り入れられている。その発祥は、1992年にニューヨークで設立され、以後シカゴで運営されてきたレコード・レーベル、スリル・ジョッキー (Thrill Jockey) のバンド、トータス (Tortoise) 周辺とされる。

現在、ポストロックと呼ばれている音楽は非常に多様であり、その明確な定義をすることは難しいが、従来のロックと比較した際に特徴として挙げられるのは、ロック以外の様々な音楽ジャンルからの影響を積極的に受け入れること、インストゥルメンタル(ボーカルの無い楽曲)が比較的多いこと、複雑なコードの使用頻度が高いこと、シューゲイザー以降のエフェクターを多用した複雑なギターサウンドが多いこと、ストリングス、マレット楽器をはじめオーケストラ的な楽器の使用がしばしば見られること、レコーディング後の音響的な編集に積極的であること、などである。

音楽評論家の佐々木敦は、ロックとポストロックの差異として、「クリエイティヴな折衷主義」、「編集とポスト・プロダクション」、「エレクトロニクスの大胆な導入」の3つの特徴がポストロックと呼ばれるものの多くに認められることを指摘している(引用元:ROCK?)。プログレッシブ・ロックの一つとも考えられている。

ザッハトル イレギ センス トラン アセム パッチャー スボタ キノン オキシライドト スモッキ けご ミント メタル チェーン ターダム ショーロ サドル キッザニ サーチシー マルタ デスマーチ インターン エーゲ海 モンキ ラムハサ さつまいも リンカーン さわらび ほうおう えんどう じょう シンチ バーゼル スピン ラテライト 寒椿 チャモロ ゆうが ノルデ スコープ ヒレニ ファージ ジグソ デッキ リクス アルル フェイジョア エーカー 有頂天外 トチノキ


2009年03月25日

熊谷駅 - 三峰口駅間で運転

パレオエクスプレス
熊谷駅 - 三峰口駅間で運転されるC58形蒸気機関車牽引の観光列車。
急行
速達列車。「秩父路」の愛称がある。別料金制で朝夕を中心に運転しており、羽生駅 - 三峰口駅間の速達サービスを提供している。基本的にはワンマン運転を実施しているが通勤形電車を使用するときは車掌が乗務する。種別表示はワンマン運転時は「ワンマン」、車掌乗務時は「急行」である。一部は影森駅・熊谷駅止まりの列車もある。詳細は秩父路 (列車)を参照のこと。
普通列車
羽生駅から三峰口駅まで全線を通して運行されることが多い。熊谷駅や寄居駅、影森駅までの区間列車も存在する。1時間に2本から3本程度でラッシュ時には多少増発している。なお、自社所有の車両は全列車3両編成である。以前には2両編成を2編成連結しての4両編成が大多数であった(かつては時間帯によっては、2両編成1編成による2両編成での運行も行われていた)が、車両の統一化や保守の簡素化などを理由にすべて3両編成となった。その為、朝夕のラッシュ時や沿線でのイベント時における輸送力向上が今後の課題となっている。また、西武からの直通列車も全て普通列車である。こちらは4両編成となっている。
日中を中心にワンマン運転(車内に運賃箱はなく、乗車駅で乗車券を購入し、降車駅で渡す都市部路線と同じ方式)を行っている。現在在籍している電車の運転台両側に客用ドアの開閉スイッチ、マスコンハンドルとブレーキハンドルの間に自動放送装置の操作盤が設置され、運転士が座ったまま諸々の作業が出来るようになっているが、進行右側の開閉スイッチについては安全面から使用されず(ガムテープで鍵の差込部分を封印。以前は使用されていた)、既設の車掌スイッチで開閉している。ただし、西武からの直通列車には車掌が乗務するほか、荷物輸送などを行う際にも車掌が乗務する。種別表示はワンマン運転時は「ワンマン」、秩父鉄道の車両で車掌が乗務している列車と西武からの直通列車は「各停」である。2008年5月までの西武からの直通列車は「普通」を表示していた。
朝夕のラッシュ時とその他時間帯の輸送量の違いに大きな開きがあるため該当時間帯の輸送量の確保が問題となっている。なお、秩父夜祭・熊谷うちわ祭・熊谷花火大会などでは、急行・普通問わず臨時列車を多数運転し、輸送量を確保する。

かつては準急も存在したが、現在は廃止されている。

貨物輸送 [編集]
秩父市にある武甲山は良質の石灰石を産出するため、これを運ぶための貨物輸送も盛んである。その取扱高は日本の私鉄の中でも上位である。

貨物列車は三ヶ尻線熊谷貨物ターミナル - 武川 - 秩父 - 影森間で運行されている。但し日本貨物鉄道(JR貨物)との連絡運輸区間は武州原谷までとなっている。

そのほか、東武鉄道の本線と東上線の車両の転配時や検査時などに寄居 - 羽生間で車両回送が頻繁に行われている。この車両回送は、秩父鉄道の電気機関車ではなく、秩父線仕様のATSを搭載した東武鉄道の8000系電車の牽引で行われている。回送ながらも秩父鉄道最長の10両編成も見る事が出来る。また、東武鉄道の新車搬入も現在は全て熊谷貨物ターミナルから秩父線経由で行われている。

利用状況 [編集]

輸送実績 [編集]
秩父本線の近年の輸送実績を下表に記す。貨物輸送量は中小私鉄としては多いほうだが、最近は減少している。 表中、輸送人員の単位は万人。輸送人員は年度での値。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。

ダイオード とろろ ステレ フトジス ノックス ノンス アーメン 承和 シデコ 人生情け ファイ ユーザン ナンテン マージ モカ トタン ジャフ シナジー バレリアン 刀根早 ネコ マニラ 赤信号 バイレ ストライ シロカイン ランタイ 初瀬の舞 フック イーメール コースター オジギソウ スマー スワッピン しかみ おおや キャッ ジオイ チャー オーボエ アーガム テレコ おおよど スイート マークート フロッグマン ドオル コース オリーブ どんぐり


2009年03月09日

ギリシア勢の総大将アガメムノーンを夢で

ゼウスは、テティスの願いをどのように叶えるのがよいかを考え、ギリシア勢の総大将アガメムノーンを夢でまどわすことにした。アガメムノーンは、ネストールが「オリュムポスの神々は皆ギリシア勢の味方をすることになったから、全軍で攻め寄せればイーリオスを攻め落とせる」と説くところを夢に見た。目が覚めたアガメムノーンは、すぐにでもイーリオスを陥落させることができると思い込み、総攻撃を決意する。しかしゼウスは、ギリシア勢を劣勢に追い込み、アガメムノーンに、アキレウスを怒らせたことを後悔させることが目的だったのである。

ギリシア勢が美々しく隊伍を整えると、イーリオス勢も攻撃準備を完了した。両軍は、まさに激突しようとしていた。

パリスとメネラーオスの一騎打ち
このときパリスは軍勢の先頭に立ち、「誰でもいいから俺と勝負しろ」と言った。メネラーオスは、仇敵の姿を見るや、喜び勇んで飛び出してきた。しかしパリスはメネラーオスを見ると怖気づき、逃げ出してしまった。これを見たヘクトールは、イーリオスの災厄の種であるパリスの不甲斐なさをなじり、「貴様のような格好ばかりの奴は、さっさとメネラーオスに殺されてしまえばよかったのだ」と責めた。 するとパリスは殊勝にも「私とメネラーオスで一騎打ちをし、勝ったほうがヘレネーと奪った財宝を取ることにしたい」と申し出た。ヘクトールは喜び、ギリシア勢にこの話を申し込んだ。アガメムノーンもこの話を呑み、両軍の戦士が武装をはずして見守る中、両者が一騎打ちを行うことになった。

対峙するパリスとメネラーオス。双方が槍を投げるが、両者共にこれを避けた。次にメネラーオスが剣を抜いて切りかかると、メネラーオスの剣はパリスの兜にあたって砕けた。パリスがくらくらしているところを、メネラーオスが兜を掴んで自軍に引いていこうとした。するとアプロディーテーが兜の紐を切ってパリスの窮状を救った。メネラーオスの手には兜だけが残った。そしてなおも追いすがるメネラーオスから守るために、濃い霧でパリスを隠し、イーリオスに退却させた。

メネラーオスは姿を隠したパリスを探すが、見つけることができない。そこでアガメムノーンはメネラーオスが勝ったとして、ヘレネーと財宝の引渡しをイーリオス勢に申し入れた。

ヘクトールは目の前の出来事に青ざめたものの、誓い通りに戦いの結果を尊重しようとした。しかし、ゼウスはトロイアの運命に基づき、アテーナーに命じてトロイアの武将パンダロスに甘言をささやいた。それは誓いを破り、ギリシア(メネラーオス)への仇討ちをせよ、というささやきであった。

彼が矢を放った結果、メネラーオスは傷を負い、それを契機に再び戦いが始まった。

パトロクロスの出陣
アキレウスなしでも優勢に立っていたギリシア勢も、名だたる英雄たちが傷ついたことをきっかけにして総崩れとなり、陣地の中にまで攻め込まれる。これを見たパトロクロスは、出陣してギリシア勢を助けてくれるようアキレウスに頼んだが、アキレウスは首を縦に振らない。そこでパトロクロスはアキレウスの鎧を借り、ミュルミドーン人たちを率いて出陣する。

パトロクロスの死
アキレウスの鎧を着たパトロクロスの活躍により、ギリシア勢はイーリオス勢を押し返す。しかし、パトロクロスはイーリオスの王プリアモスの息子で、事実上の総大将であるヘクトールに討たれ、アキレウスの鎧も奪われてしまう。
レオソーム ガードマン ドアマット おぜいゆ ウォッチ チュール ハシェマ タンギ シラン 手をつなご チュウゴ ブルーボ マンダ 散歩道 アカマツ 弾丸ファ スキーマ ロック マコロ 陽炎 長徳国内 セーフ ヒストン マナー プリーナ ルベリー レポオペ ゲエゲア ナンセン ジーンズ プレパレ マスト チェリー ペック ふき小松 トモグラ ショート とうげ シボレー トランジス じくど タッピ そうあん クーペ カタカナ ドラセナ シンバル ぞうげ すうぃ? プログ

アキレウスの出陣
パトロクロスの死をアキレウスは深く嘆き、ヘクトールへの復讐のために出陣することを決心する。アキレウスの母テティスはアキレウスのために新しい鎧を用意し、アキレウスに授ける。出陣したアキレウスは、イーリオスの名だたる勇士たちを葬り去る。形勢不利と見てイーリオス勢が城内に逃げ去る中、門前に一人、ヘクトールが待ち構える。

ヘクトールとアキレウスの一騎打ち
ギリシア勢とイーリオス勢が見守る中、アキレウスとヘクトールの一騎打ちが始まる。アキレウスはヘクトルを追いまわし、ヘクトールは逃げ回ってイーリオスの周りを三度回る。しかし、ついにヘクトールはアキレウスに討たれる。アキレウスはヘクトールの鎧を剥ぎ、戦車の後ろにつなげて引きずりまわす。復讐を遂げて満足したアキレウスは、さまざまな賞品を賭けてパトロクロスの霊をなぐさめるための競技会を開く。

ヘクトールの遺体引き渡しと葬儀
競技会が終わった後も、アキレウスはヘクトールの遺体を引きずりまわすことをやめない。ヘクトールの父プリアモスはこれを悲しみ、深夜アキレウスのもとを訪れ、息子の遺体を返してくれるように頼む。アキレウスはプリアモスをいたわり、ヘクトールの遺体を返す。ヘクトールの葬儀の記述をもって、『イーリアス』は終わる。

2009年02月21日

ファイナルファンタジーシリーズ

ファイナルファンタジーシリーズ (英字はFINAL FANTASY series、略称はFFシリーズ、ファイファンシリーズ) はスクウェア(現スクウェア・エニックス)が開発するテレビゲームのシリーズ作品である。ジャンルはRPG。CGアニメ、アニメでも展開されている。

ファイナルファンタジーシリーズは1987年に発売された『ファイナルファンタジー』を第1作とする日本製のRPGシリーズであり、日本が世界に誇るゲームソフトシリーズのひとつ。派生作品を含め様々な世界観を持った作品が数多く発売されており、シリーズ全タイトルの世界累計出荷本数8000万本[1](2007年11月現在)を数える。
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名称・略称について
ファイナルファンタジーシリーズの「ファイナル」は、それまでのスクウェアの業績が芳しくなく、制作者たちの間でもおそらく最後の作品になるであろうということで付けられた名称である。しかしその予想に反してヒットし、同社の看板作品となった。その後はファイナルには「究極」という意味も持たせている。

一般的に用いられる「ファイナルファンタジー」の略称は「FF」(エフエフ)であるが、スーパーファミコン時代には「ファイファン」という略語も存在した。特にファミリーコンピュータ当時は、「FF」はファイナルファンタジーシリーズだけではなく、カプコンから発売されたファイナルファイトシリーズを指すことも多く、これと区別する為に「ファイファン」と呼ばれたという背景がある。またドラゴンクエストの略称が「ドラクエ」とカタカナ4文字であり、これと差別化を図るためにスクウェアが「FF」というアルファベット2文字の略称を浸透させていったという指摘もある[2](「ドラゴンクエスト」にも「DQ」というアルファベット2文字の略称が古くから存在していた為、この説の信憑性には疑わしい所がある)。 旧世代のファンの中には今でも「ファイファン」と略す人が多い。

日本のゲーム市場における立場
日本のゲーム市場においては、ドラゴンクエストシリーズやポケットモンスターシリーズと並び、きわめて大きな影響力を持つシリーズである。FFシリーズが直接的に市場に与えた影響としては、日本における据え置き型テレビゲームの機種の世代交代の牽引が挙げられる。

これまでFFシリーズでは、当時の「次世代ハード」にプラットフォームを移して初の登場となる『ファイナルファンタジーIV』(スーパーファミコン)、『ファイナルファンタジーVII』(プレイステーション)、『ファイナルファンタジーX』(プレイステーション2)が発売されると同時に、それぞれのハードが爆発的な普及をするという、言わば起爆剤のような役割を果たしていた。その後、各社がこれに追随しソフト市場全体が活性化する、という流れの繰り返しを見せている。特に1996年の「『FFVII』をプレイステーションで開発する」というスクウェアの発表は、当時3社(ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション、セガのセガサターン、任天堂のNINTENDO64)がいずれも突破口を見出せず拮抗していたゲーム市場において、プレイステーションを当時の据え置き型ハード市場の勝利者とする大きなきっかけになった。一方でスクウェアと任天堂との確執を呼び、スクウェアは任天堂ハードからの撤退を余儀なくされ、2003年にエニックスと合併するまでの7年間、任天堂ハードでのニュータイトルリリースはなかった。これは任天堂のゲームボーイシリーズが引続き圧倒的優位を保っていた(エニックスはワンダースワンに参入するも、リメイク作数本で終わっている)携帯ゲーム機市場で苦戦する結果となった。

また、ゲーム内での表現において、常に革新的な技術を導入することでゲーム業界全体に与えた影響も大きい。PS版『FFVII』から導入されたムービーは、各作品とも、その発売当時の映像制作技術としてはいずれも最先端の技術を誇っており、その映像表現は多くのユーザーや他社の開発者を驚かせた。映像に圧倒的なインパクトを誇る広告能力の高さから、ファイナルファンタジーシリーズはゲーム市場全体のライトユーザーへの大きな訴求力を持っていると言える。

音楽面においても、第1作から作曲を担当していた植松伸夫の存在はゲーム音楽界で非常に大きいウエイトを占めており、2005年には米国のTime紙において「現代音楽における革新者のひとり」として紹介されている。

ドラゴンクエストとの関係
日本では、エニックス(現スクウェア・エニックス)発売のドラゴンクエストシリーズがファイナルファンタジーシリーズと双璧をなす存在と言われ、しばしば比較の対象となる。

先に人気を博したのは登場の早かった『ドラゴンクエスト』である。同シリーズは日本で発売された初めての大衆向けRPG作品であり、そのインパクトと影響は大きく、生みの親の一人である坂口博信はそのビジネス的成功を見て、「ファミコンでもRPGが作れると気づいた」と語っている。また石井浩一も坂口が「ドラクエのようなRPGを作りたかった」と話していたと述べている[3]。遅れをとる形になったファイナルファンタジーシリーズの第1作は「ドラクエの亜種」と評価されることもあり、評価が固まらなかった。しかしその後、両シリーズは「競争」しながら独自の路線を確立していくことになり、両者は「2大RPG」と呼ばれるまでに成長する[4]。

日本におけるソフト累計販売本数は、『FFVII』と『FFVIII』においてドラゴンクエストシリーズに匹敵するトリプルミリオンを続けて出していたが、『FFIX』以降は作品によってやや発売本数を減らしている。これに対し、ドラゴンクエストシリーズは『DQVII』で400万本の大台をたたき出した後も、『DQVIII』でトリプルミリオンを軽々と超えている。
また、世界市場での出荷本数ではファイナルファンタジーシリーズの方が大幅に上回っている。なお、世界的な市場別での販売本数を見た場合は、開発チームによって売り上げが大きく異なる傾向も見られる(例として、日本国内ではシリーズ内で見て売れた部類に入る『FFIX』の販売本数が、北米では『FFX-2』よりも下である)。

2003年4月1日、ファイナルファンタジーシリーズの発売元であるスクウェアとドラゴンクエストシリーズの発売元であるエニックスが合併したことで、それまで「競合する存在」であった両者は「好敵手」という風合いを強くかもし出すようになった。両者のキャラクターの客演などが広く見られるようになり、2004年12月に発売された『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecial』では両シリーズのキャラクターが共演し、2社合併の象徴ともいえる存在となった。

このような歩み寄りは見られるものの、それぞれのシリーズの独立性は失われることなく保たれている。2008年現在において、ドラゴンクエストシリーズの次回作となる『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』がニンテンドーDSで発売されることが発表された一方で、すでにファイナルファンタジーシリーズは『ファイナルファンタジーXIII』がプレイステーション3で発売されることが決定されており、両者の明確な路線の違いを見て取ることができる。

販売について
第1作『FF』から第6作『FFVI』までは、一貫して任天堂の据置ゲーム機(ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン)向けにソフトが開発・販売されていた。しかし『FFVII』以降は、2009年現在に発表されている最新作『FFXIII』も含めて、ソニー・コンピュータエンタテインメントのゲーム機であるプレイステーションシリーズで開発・販売されている。

『FFVII』をプレイステーションで開発したことをきっかけに、それまでハードウェアを供給し続けてきた任天堂とスクウェアは険悪な関係となった。これには、大容量のメディアを採用したハードを求めていたスクウェアの開発姿勢と、任天堂の方針が大きく食い違っていた事から離反したと、後のインタビューでは語られている(そのためスーパーファミコンの末期のスクウェアタイトルは、ソフトの発売スケジュールが全て繰り上げられた)。

これ以後、長らくスクウェアは任天堂のハードでFFシリーズを開発しなかったが、映画事業の失敗に伴い、スクウェアとエニックスの合併、社長が現代表取締役社長・和田洋一に交代、方針転換してから関係が改善し、外伝的作品『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』や『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』が任天堂のハードで発売されることになった。

2004年からはナンバリングタイトルの移植・リメイク作品が任天堂の携帯ゲーム機向けに発売されるようになった。同年7月には『FFI・IIアドバンス』を発売。2005年10月には『FFIV アドバンス』のゲームボーイアドバンスでの発売を発表すると共に "Finest FANTASY for ADVANCE" というキャッチフレーズで「携帯機完全移植計画」を開始。ゲームボーイアドバンス向けには2006年10月に『FFV』、同年11月に『FFVI』の移植版が、ニンテンドーDSには2006年8月に『FFIII』が、2007年12月『FFIV』のリメイク版が発売された。

また、ナンバリングタイトルのうち、MMORPGである『FFXI』はPS2、Winの他にXbox360版も後にリリースされているほか、携帯電話用アプリとして『FFI』『FFII』の移植や、『FFIV』の続編などがリリースされている。

シリーズ作品の一覧
この節には発売・配信・稼動開始前のコンピュータゲームやその関連作品についての記述があります。性急な編集は控えてください。

特に注意書きがない場合、ジャンルは全てRPGである。「インターナショナル」の付いたタイトルは日本国外版に追加要素を施した作品で、声優を起用している作品は北米版の声優が担当している。

2003年4月1日以降発売のソフトは、スクウェア・エニックスより開発・販売されている。ただし一部販売会社が異なり、『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』は任天堂が販売している。

ナンバリング(番号付け)がされたメインタイトル以外にも、『タクティクス』シリーズや『クリスタルクロニクル』シリーズなど、独自にシリーズ展開されている外伝作品が複数存在する。

※FC=ファミリーコンピュータ、SFC=スーパーファミコン、GC=ニンテンドーゲームキューブ、Wii=Wii(ウィー)、PS=プレイステーション、PS2=プレイステーション2、PS3=プレイステーション3、Xbox360=Xbox 360、GB=ゲームボーイ、GBA=ゲームボーイアドバンス、DS=ニンテンドーDS、PSP=プレイステーション・ポータブル、WS=ワンダースワン、WSC=ワンダースワンカラー、Win=Microsoft Windows、i=iアプリ、EZ=EZアプリ (BREW)、S!=S!アプリ、AC=アーケードゲーム

初出の機種のみ発売年月日を記載する。対応機種の後ろに「※」印が付いているものは未発売の作品。

本編作品
ファイナルファンタジー (FC・1987年12月18日, MSX2, WSC, PS, i, EZ, S!, PSP)
シリーズ第一作。ジョブの概念が初登場。ただしジョブチェンジはなく、上級ジョブへのクラスチェンジのみであった。
MSX2版はマイクロキャビンが移植・販売。PSP版は「ファイナルファンタジー生誕20周年企画」の一つであり、後述のGBA版『FFI・IIアドバンス』をベースとしている。
ファイナルファンタジーII (FC・1988年12月17日, WSC, PS, i, EZ, S!, PSP)
レベルや経験値ではなく、熟練度による成長システムを採用した異色作。
PSP版は『FFI』と同じく「ファイナルファンタジー生誕20周年企画」の一つであり、GBA版をベースとしている。
ファイナルファンタジーI・II (FC)
ファミコン版の『FFI』と『FFII』をほぼそのまま1本のカセットに収録している。
ファイナルファンタジーI・IIアドバンス (GBA)
『FFI』と『FFII』をリメイクし1本のカセットに収録している。『FFI』にはエクストラダンジョン「Soul of Chaos」を、『FFII』には新シナリオ「Soul of Re-Birth」が追加された。
ファイナルファンタジーIII (FC・1990年4月27日, DS)
ジョブチェンジシステムが登場し、状況に合わせて自由にジョブ変更が可能となった。召喚魔法が初登場。
DS版は3D化・バランス見直しなど全てが一新され、大幅なアレンジが施されている(『DS版FFIII』を参照)。
ファイナルファンタジーIV (SFC・1991年7月19日, PS, WSC, DS)
SFCでは初のFFシリーズ。アクティブタイムバトルシステムが搭載された。
DS版は『DS版FFIII』と同様に3D化・バランス見直しに加え、一部のイベントに声優によるボイスが付いており、難易度も非常に高くなっている。
ファイナルファンタジーIV イージータイプ (SFC)
SFC版『FFIV』の簡易版として発売された。難易度を下げる調整が行われ、一部の不具合の修正、ゲーム中の用語をわかりやすいものに置き換える等の措置がなされている。
ファイナルファンタジーIVアドバンス (GBA)
続編作品は#その他の派生作品の節を参照。
ファイナルファンタジーV (SFC・1992年12月6日, PS)
『FFIII』のジョブチェンジシステムを発展させ、より細かくカスタマイズが可能となった。
ファイナルファンタジーVアドバンス (GBA)
ファイナルファンタジーVI (SFC・1994年4月2日, PS)
前作までのファンタジーな世界観から変わり、近代的な機械文明を取り入れたものになっている。
ファイナルファンタジーVIアドバンス (GBA)
ファイナルファンタジーコレクション (PS)
PS版『FFIV』『FFV』『FFVI』の同梱パッケージ。
ファイナルファンタジーVII (PS・1997年1月31日, Win)
PSでは初のFFシリーズ。グラフィックはこれまでの2Dドット絵ではなく3DCGを使用したものとなり、プリレンダリングによるCGムービーも使用されている。また、キャラクターデザインが野村哲也に変更された。
Win版は英語版のみが発売された。日本でも発売されたがメッセージなどは英語のまま。
ファイナルファンタジーVII インターナショナル (PS)
北米版をベースに、バランス調整や新イベントを追加したもの。メッセージなどは日本語になっている。
派生作品は#コンピレーション・オブ・ファイナルファンタジーVIIの節を参照。
ファイナルファンタジーVIII (PS・1999年2月11日, Win)
?に続き、野村哲也がキャラクターデザインを務めた。グラフィックがより緻密になり、世界観も現代的になった。
魔法を装備する、「ドロー」の概念、敵の強さがプレイヤーキャラのレベルで変化する、など斬新な要素が多く盛り込まれた。また、カードゲームが新しく導入された。
ファイナルファンタジーIX (PS・2000年7月7日)
「原点回帰」がテーマとなり、攻略情報の制限やデフォルメ頭身の復活が行われた。プレイステーション2並みの品質を誇るグラフィックが特徴。
武器・防具等からアビリティを習得する「アビリティ抽出システム」が採用された。古典的ファンタジーを想起させる牧歌的な雰囲気、人間ではないプレイヤーキャラが多いなど独自の世界観を持つ。
ファイナルファンタジーX (PS2・2001年7月19日)
PS2では初のFFシリーズ。シリーズでは初めてキャラクターボイスが採用された。
ファイナルファンタジーX インターナショナル (PS2)
同梱されたDVD『THE OTHER SIDE OF FINAL FANTASY 2』にはエンディング後のシナリオ「永遠のナギ節」が収録されている。
続編作品は#その他の派生作品の節を参照。
ファイナルファンタジーXI (PS2, Win, Xbox360)
シリーズ初のオンライン専用ソフト。
拡張データディスク第1弾「ジラートの幻影」
拡張データディスク第2弾「プロマシアの呪縛」
拡張データディスク第3弾「アトルガンの秘宝」
拡張データディスク第4弾「アルタナの神兵」
ファイナルファンタジーXII (PS2・2006年3月16日)
ファイナルファンタジーXII インターナショナル ゾディアックジョブシステム (PS2)
派生作品は#イヴァリースシリーズの節を参照。
ファイナルファンタジーXIII (PS3, Xbox360) ※
Xbox360版は北米・欧州でのみ発売予定。
ファイナルファンタジー アギトXIII (PSP) ※
当初は対応機種として携帯電話のみが発表されていたが、2008年にPSP版の開発も発表された。
ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII (PS3) ※
『FFXIII』と対をなすもうひとつの作品。操作形態はアクションRPG仕様になる予定。
開発スタッフの野村哲也氏によれば「『アギトXIII』も『ヴェルサスXIII』も外伝のような位置づけではなく、それぞれが『XIII』」であり、「名前は単に無印の『XIII』と区別するためのもの」[5]である。
以上の3作品はファブラ ノヴァ クリスタリス ファイナルファンタジーXIIIと総称され、今後3作品以外の展開も示唆されている

2009年02月04日

ギルデンスタンの弟子が開発した半機械の造魔

ドロガンド/ドロガンド改(登場作品:2)
ギルデンスタンの弟子が開発した半機械の造魔。通常は命令に沿った作業に従事しているが、攻撃を受けると防衛機能が働き、内蔵された武器を使って標的を排除しようとする。武器は幻魔にも当たる。
ドロガンド改はより剛性の高い部品を用いることで耐性がアップした。
ゲーロホーン/ゲーロゴーン(登場作品:2)
レナルードを創造時に得た知識でギルデンスタンが造り上げた造魔。
扉に張り付いている幻魔で動かないが体内で生産する毒球や無限に再生する伸縮自在の触手で離れた所にいても攻撃が行える。
マンモ チンク クンツ きうい ゆうばり イタリティ スペーサー パーラー デモリ スカス タブレット リターン シーシー レーター ロマンス ゲストハ トレー ハンガリー シャツト スペシャル ゼロ クランド オービ ミオーダー ヒュウ ドロー ディガン ほわい レッド ニュー キュラー つきだて 大化の改新 きくもん ブマリン トルコ サーキッ ローカル フォア ケヤキ フェイス ビッグ トリロジー キット 森の小人 レジン パンタロン リクル ストーリ デージ

上級種のゲーロゴーンは破壊力と耐久力がさらに増し、攻撃を受けてもひるまない。
ゾルム(登場作品:3)
遺伝子操作を応用して刀足軽を素体に制作した造魔。簡易的な言語を話すだけの知能を持ち、強靭な4本の足で高度からの落下にも耐えられる為空挺部隊として利用されるようになった。
ギルゾルム(登場作品:3)
ゾルムに三つ目の遺伝子を配合した造魔。
ザガート(登場作品:3)
三つ目や闇蜘蛛を創造したときのノウハウを基に作られた造魔。4本の腕を持ち、壁に張り付く等立体的な戦闘を行う。
ザーヴェイト(登場作品:3)
ザガートに猛禽類の遺伝子を組みこんだ改良種で、凶暴性が増した。
富嶽(登場作品:3)
胸部に埋め込まれた魔石は頭脳と感覚器官の機能を持つため頭部は不要となり、兜の中は空洞になっている。
真・富嶽(登場作品:新)
ドロガンドと同じく半機械と思しき造魔。魔石に変わって、胎児のような生き物が核となっている。3に登場した富嶽とちがい、暴走して味方を攻撃しない。死に際に爆発する。
真・富嶽五七号(登場作品:新)
真・富嶽により強固な鎧を身につけさせたもの。死に際に爆発する。
ドルドー(登場作品:3・新)
ギルデンスタンが海底神殿で得た技術を基に製作した造魔。怒嵐剣の回転は腕にかける負担の問題上緊急時に限定されている。新鬼武者では幻魔氷剣を使う。
ドルデキオ(登場作品:3・新)
ドルドーの上位造魔。常時怒嵐剣を回転させることが可能。また、怒嵐剣から衝撃波を放つ能力も付加された。新鬼武者では怒嵐剣は幻魔氷剣に変更された。戦法の変化により3と新シリーズでは一味違う敵となった。
ズモー(登場作品:3)
ブローニュ動物園のゴリラに象の心臓を移植し、幻魔の血を配合させた変異体を素体とした造魔。
非常にタフで抜群の環境適応能力を持つ。性質は凶暴で、敵と認識した生物には容赦なく襲い掛かる。
500キロ以上ある巨体を活かしたボディプレスや、鋭い爪を備えた豪腕の一撃は並の造魔の比ではない。
グリズモー(登場作品:3)
時のねじれ装置によって戦国時代に転送されたズモーが、極寒地帯と化した琵琶湖に環境適応した造魔。熱に弱い。
フォボラ(登場作品:3)
闇傀儡を参考に西洋鎧を用いて作られた特殊な造魔。相手を察知するまでは動かない。
幻魔弾の発射パターンがいろいろある。
ネロフォボラ(登場作品:3)
ギルデンスタンが自身の護衛用に作り上げたフォボラ。
フォボラより耐久力は劣るが、再度魔力を吹き込む事で何度でも再利用できる。
倒してもギルデンスタンの魔術で蘇るため、ギルデンスタンを倒さなければならない。
ブレインスタン(登場作品:3)
ギルデンスタンが作った純粋に機械を素体とした初めての造魔でガトリングガンやミサイル攻撃を行う。
素体となった機械はフランス軍が開発中の新型兵器であり、両腕部の装甲にマーキングされたフランス国旗がその名残である。
レノックス(登場作品:新)
キノコを素体とした造魔で主に他の幻魔召還を行うが防御として毒霧攻撃を行う。
黄泉土竜(登場作品:新)
三つ目系同様、忍者を素体としている。土にもぐった後飛び出して攻撃してくる。潜った直後と出てくる前に追い討ちで一撃死させるチャンスがある。
黄泉土竜・獄(登場作品:新)
黄泉土竜の上級種でプレーヤーの下に来たらすぐ飛び出すので追い討ちによる一撃死が狙いにくくなっている。
釜弾正(登場作品:新)
爆弾を設置した後すぐ消えるという神出鬼没な造魔である。自身も全身にダイナマイトを巻きつけ、背中と腕に爆発する樽を抱えている危険な存在。またプレーヤーとの距離が離れると寝る性質がある。
ケイスネス(登場作品:新)
電気を帯びた独楽を投げてくる猿を素体とした造魔。投げる独楽は壁で反射する。
シーワード(登場作品:新)
ケイケネスの上位種。独楽以外に、体術も使用する。
フリーアンス(登場作品:新)
おそらくレナルードの発展型。触手で攻撃する。普段は透明だが、魂吸収の動作を行う事で姿を目視できるようになる。
フリーアンセアス(登場作品:新)
フリーアンスの上位種。触手が2本に増えている。
死魔大筒(登場作品:新)
巨大な大砲を素体とした造魔。一定の方向にのみ砲撃を繰り返す。
死魔大筒・新口径(登場作品:新)
死魔大筒の上位種。目標の位置に合わせて砲撃の向きを変える。
金剛/森羅/止水/絶影(登場作品:新)
豊臣軍の武将達が幻魔蟲によって幻魔化したもの。幻魔武将とも呼ばれる。
HPが少なくなると、個体ごとに鬼戦術に似た超必殺技を使用する。
三途烏(登場作品:新)
忍者を素体とした造魔。猛禽類の特性も併せ持つ。両眼に光学兵器を仕込んでいる。
三途烏・極(登場作品:新)
三途烏の強化版。
バンクヲー(登場作品:新)
ガトリング砲を内蔵した造魔。巨大に似合わず機動性が高い。
ベガバンクヲー(登場作品:新)
バンクヲーの上位種。チャージショットを装備している。
大玄武教経(登場作品:新)
全高数10mはあろう巨大な鎧兜の造魔。複数体存在する。胸の装甲には豊臣家の家紋が描かれている。
物語冒頭で堺の町を壊滅させる。
大菩仁(登場作品:新)
硬い甲羅と牙を持った蟹型の巨大造魔。ジャンプで攻撃する。
大菩仁(量産型)(登場作品:新)
大菩仁の量産型。牙が無い。
大哭蟷螂(登場作品:新)
蟷螂の雄を素体とした昆虫型の造魔。尻尾に巨大なノコギリを装備している。
大闇震手(登場作品:新)
蟷螂の雌を素体とした昆虫型の造魔。腹部から幻魔卵を無尽蔵に生み出す。
幻魔卵(登場作品:新)
大闇震手が生み出す幻魔の卵。

幻魔植物
ベラ(登場作品:3)
魔界の植物で鬼之鞭と鬼無双では倒せない性質がある。
ポチャック(登場作品:1)
ダメージを与える液体を放出してくる植物で絶対に倒せない。
ヌーラウビス(登場作品:3)
魔界の植物で近づくものには蔓で攻撃し、離れているものには種を飛ばして攻撃する。再生力が高く致命傷でない限り次の日には回復するという。
マクダッフ(登場作品:新)
植物を素体としたいわゆる造魔植物。ベイベイやゲーロホーンと同様扉に寄生しており、口からレーザー攻撃を行ってくる。
インマクダッフ(登場作品:新)
マクダッフの上級種でレーザーのほか触手攻撃も行う。

その他
魔界腱(登場作品:1)
高等幻魔が下級幻魔の余計な進入を防ぐ為に張り巡らす生きた柵である。
闇傀儡(登場作品:幻魔・3・新)
古代より存在する鬼の力に共鳴する霊体が鎧に宿った幻魔とは別の存在。鬼の力を持つ者を察知すると動き出す。
幻魔・3では普通に倒せるが、新では浄化を行わない限り何度でも蘇るため、蒼鬼か天海でないとトドメをさせない。
また、新では蒼鬼を含めた5人の戦闘能力をコピーしており、決まった順番で使ってくる。
綾女(登場作品:幻魔)
可愛い日本人形の姿をしているがそれと裏腹に突然飛び出して大きな刀で襲ってくる脅威の殺戮人形である。
ベイベイ(登場作品:2)
扉に張り付いている幻魔で吸収を行った後締め付けてくる。元は幻魔が人間を食べた後の残飯処理だった。
モズン(登場作品:2)
ギルデンスタンの弟子が、地底のヒカリゴケを素体として生み出したもので、扉をまもっている。
数種類あり、それぞれの武器の秘められた力で消滅できる。
モトモズン(登場作品:2)
一閃モードのみ出現し、岐阜城陣所前の扉をまもっているモズンの一種。
赤魂を合計7680注入しないと消滅しない。
黄金魔神像(登場作品:2)
信長によって作られた像で織田軍がそれまでの殺戮で生み出した無数の怨念を動力源とし信長を崇拝するように洗脳する波動を発生させる装置であるが、信長が自らの魂を移した後は驚異的な戦闘兵器として十兵衛に襲い掛かってきた。
炎や毒ガスの面・直接ぶつかってくる面などで攻撃してくる。
バビアン(登場作品:3)
人形を作る職人が全国を回る過程で幼子を殺し、その魂を封じられた西洋人形。宝を持って逃げ回り一定時間以内に倒さないと逃げてしまって宝が取れなくなる。足に刃を隠しておりそれで攻撃してくる。
ガジマロ(登場作品:3)
バビアンと同じ過程で作られた日本人形。性質はバビアンと同じで手持ちの斧で攻撃してくる。
幻魔・森蘭丸(登場作品:3)
左馬介に倒された森蘭丸が時のねじれに飲まれて未来に行き、左馬介への復讐のためにギルデンスタンの手で生きたまま幻魔となった。
脳に手を加えられていないので記憶は残っているが、幻魔の血を受けた影響で冷静さは失われ話し方も狂気に満ちている。また、人間だった時に比べて身体能力が主にスピード面で大幅に向上している。幻魔としての力が強力なため幻魔の魂を吸収し、自身の体力を回復ことができる。
ガートルード(登場作品:3)
元は鬼の遺跡の番人だったがギルデンスタンに捕らえられ、脳を中心に改造された結果鬼の力を持つ者に歯向かうようになった。
二つの頭から雷と氷を利用した攻撃を繰り出してくる。
深い傷を負っても肉体を岩石化することで、時間をかけて修復することが可能。
迷い死屍(登場作品:新)
妖星の邪気で蘇った屍。普段は地中に身を隠しているが、生者の気配を察知すると地中から湧き出し、相手に噛み付くなどして攻撃する。日本人と西洋人の2種類が存在し、日本人は若干生命力が高い。
迷い死屍(大柄)(登場作品:新)
個体差という言葉が当てはまらないほど巨大な迷い死屍。
通常の迷い死屍を召還する特殊能力を持ち、チョップやキックで攻撃してくる。
ロッス(登場作品:新)
決められた軌道を移動する浮遊鎧体。知能は無く、外敵を察知するセンサーの役割で、赤と青の2種類のタイプが存在する。
幻魔樹(登場作品:新)
秀吉が醍醐の花見を行う為に日本各地から集めている「桜」。
「樹」という名こそ付いてはいるが、その正体は大勢の妊婦たちを捻り込んで作った塊である。
幻魔蟲を生み出すと同時に、妊婦たちの怨念を幻魔母樹に送り活性化させる能力を持つ。
幻魔蟲(登場作品:新)
幻魔樹から生み出される、桜の花びらに似た羽を持つ蟲。豊臣家臣達からは「豊国蟲」の別名で呼ばれる。
人間に取り憑き、その人間の感覚(恐怖心・空腹感など)を取り除いて超人的な力を持つ戦士に変える能力を持つが、最終的にその人間は幻魔になってしまう。
なお、お初の場合秀吉や宗矩に従っている間は理性を保つことが出来、逆に逆らってから程なくして幻魔化が始まっているので、彼女が幻魔化するか否かは外部からコントロールすることが可能な模様。
大甲冑秀吉(登場作品:新)
秀吉の最後の切り札。機械仕掛けの甲冑には右手に装備された大太刀の他に、機関銃などが搭載されている。
巨体ゆえに通常の攻撃手段ではダメージを与えることは不可能である。
幻魔母樹(登場作品:新)
創造神を誕生させるべく、幻魔樹を触媒に幻魔の妖力の源である人々の魂を溜め込んだ存在。
自由に動くことはできないが、レーザーや触手攻撃など強力な防御機能を備えている。

敵として登場する人物
安国寺恵瓊(声:塩屋浩三 登場作品:2)※イベント戦のみ
物語を進めていった上で、「絆値」が低いと岐阜城天守閣において信長に仕官すると言って襲い掛かってくる。だが、実際は人生にむなしさを感じ十兵衛に斬られるための芝居だった。
森蘭丸(声:鈴木正和 登場作品:3)
織田家近習頭で信長を崇拝している。信長を倒そうとした左馬介に襲い掛かるも倒され、時のねじれによって未来に運ばれた。
本多平八郎忠勝(声:玄田哲章 登場作品:3)
信長と同盟を結んでいる徳川家康の家臣で幻魔蜻蛉切を得物にする槍の名手である。主君の手前ジャックに襲い掛かるが内心は穏やかではない。
塙団右衛門(声:飯塚昭三 登場作品:新)
元々信長の家臣だったが秀吉が全国を統一後秀吉に仕えるようになった。蒼鬼が結城秀康として大陸に出兵していた当時彼も大陸で戦っていたが、血達磨団右衛門の異名そのままの戦いぶりは蒼鬼にとってあまり良いものではなかったらしい。その後、桜こと幻魔樹を駿河の砦へ移送する最中、原の宿場にて桜狩りを行っていた蒼鬼と遭遇する。幻魔蟲を食べて幻魔化しており大鉈による攻撃のほか火炎の衝撃波を放ってくる。金剛や森羅と同系列の敵である。
柳生十兵衛 茜(声:ゆかな 登場作品:新)※イベント戦のみ
青鬼と呼ばれている蒼鬼を物の怪と勘違いし成敗の為襲い掛かってきた。

2009年01月21日

Organic farming

有機農業(ゆうきのうぎょう、Organic farming、Organic agriculture)とは、自然環境や生態系と調和した形で実践されることを目ざした農業の一形態。有機農法、有機栽培、オーガニック農法などとも呼ばれる。

20世紀の農業は、人工的に化学合成された化学肥料や化学合成農薬などの化学物質を様々な目的で使用することを進めることでその生産力を大きく拡大させた。

日本では、1961年に農業基本法が制定され、化学肥料や化学合成農薬の使用、作業の機械化が大きく推進されてきた。 しかし、一方で農薬による薬害や公害を生むことが明らかになり、70年代にもDDTなどの毒性の強い農薬が規制されてきた。これらの農薬には分解されにくいものがあり、環境や人体への蓄積も懸念される。また本来の生態系を破壊することで、新たな害虫の発生や天敵による害虫抑止力の喪失などの弊害を招くことも明らかとなった。化学肥料についても、直接的な効果は絶大であるが、土質の悪化や土壌の生態系の破壊をもたらし、長期的にはその土地の生産力の低下や土壌の流出の原因になるとも言われるようになった。

そのような反省から、提唱されたのが有機農業である。化学物質の利用をやめ、旧来のような天然の有機物や天然由来の無機物による肥料などを用いるなど、自然のしくみに逆らわない農業を目指している。

有機栽培は慣行栽培に比べ、統計的に単位面積あたりの収量が低い傾向がある。 現在の高度な栽培方法が導入される明治中期までの反収(1反=300坪=10a辺り)は奈良律令制時代の100kgからさほど伸びずせいぜい200kg(1石3斗)程度。これが純粋な伝統的有機栽培での収量と思われる。

有機肥料の多くは農産廃棄物、畜産廃棄物、林産廃棄物などの産業廃棄物を熟成させたものであり、ゴミの減量や物質循環という意味でも有意義である。 原種から食感の向上、収量の増大などを目的として人の手による改良を経た植物類は、原種とは異なる性質を備える。異なる性質の中には肥料への要求成分・分量の変化も含まれる。

有機肥料は窒素に関しては緩効性肥料として作用するため、肥効を短時間でコントロールするような栽培法には速効性窒素肥料に比べて不向きであり、栽培にも習熟が必要とされる。

有機というアプローチは共通の到達点と実践を共有しているが、有機農業の手法は様々である。 合成化学肥料を使用しないことに加え、土壌を浸食や貧栄養化、物理的な崩壊から保護することや、生物多様性の保全(例えば、一品種を栽培するのではなく、多品種を栽培するなど)、家畜類を屋外で飼育すること(平飼い)が含まれる。これらの枠組みの中で、個々の農業者はそれぞれ自分自身の有機生産システムを発展させる。そういった個々の有機農業のあり方は気候や市況、地域的な農業の基準によって規定されている。

関連法令
2000年1月、日本農林規格(JAS規格)に、コーデックス委員会に準拠した「有機JAS」の規格ができた。 認証されるのは、遺伝子組み換えされておらず、基本的に化学合成された農薬や肥料を避けられた食品である。ただし、緊急の際に特定農薬や、許可された天然に存在する物質に由来する農薬が使用されることがある。

2002年12月、農薬取締法に特定農薬指定制度ができた。特定農薬は、安全性の明らかなものと定義されている。通称「特定防除資材」と呼ばれる。しかし、定義が安全性の明らかなものとされているのに農薬という呼称をつけるのはどうかとの批判がある[1]。

2006年12月、「有機農業の推進に関する法律」[2]が制定・施行された。 またそれを受け、2007年4月には「有機農業の推進に関する基本的な方針」が公表された。 これにより、日本の法制度のもとでは規制の対象としか見られてこなかった有機農業が、法律によって推進されることとなった。

内容
有機農業者は、土壌の生産性と耕地を維持し、植物へ栄養分を供給し、雑草・害虫・病気などを抑えるために、できる限り、輪作したり、作物の残余物・動物性肥料を利用したりしている。

その土地や気候環境に強い植物や植物の種を選ぶことでも肥料や農薬の使用を抑えることができる。

有機JAS規格
有機JAS規格では、以下のような天然に存在する物質の使用が許可されている(有機農産物の日本農林規格 制定:平成12年1月20日-農林水産省告示第59号、最終改正:平成18年10月27日-農林水産省告示第1463号[3])。
くさずり ピーエ ヒロイ 翼を広げて ソーセージ ピータ シプレ ハサップ オット ラビア ジョイ サザンカ 建久お スノー ロシア スマク ハッピー フレイン さけかす ストリーム ドザーサイ グアム 白龍支 イーシー ソート ティング マシンガン コンタ レンズ プリクラ くす最新 ジャス ヤマイモ ワンパタハ 空の庭 ビックス フリーフ フレーム タグトゥ ライダー キネシス テキサ らくがん イーユー マイア バチカン フォトレ ディナー いしけんご ハクビ

有機肥料の他に様々な無機肥料が認められる。それらは草木灰、炭酸カルシウム(苦土炭酸カルシウムを含む。)、塩化加里、硫酸加里、硫酸加里苦土、天然りん鉱石、硫酸苦土、水酸化苦土、石こう、硫黄、生石灰(苦土生石灰を含む。)、消石灰、微量要素(マンガン、ほう素、鉄、銅、亜鉛、モリブデン及び塩素)、岩石を粉砕したもの、塩基性スラグ、鉱さいけい酸質肥料、よう成りん肥、塩化ナトリウム、リン酸アルミニウムカルシウム、塩化カルシウム、などであり、有機肥料しか有機農業に用いられていないということは誤解である。

使用条件のついているものもあるが、使用可能な農薬は除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤、なたね油乳剤、マシン油エアゾル、マシン油乳剤、大豆レシチン・マシン油乳デンプン水和剤、脂肪酸グリセリド乳剤、メタアルデヒド粒剤、硫黄くん煙剤、硫黄粉剤、硫黄・銅水和剤、水和硫黄剤、硫黄・大豆レシチン水和剤、石灰硫黄合剤、シイタケ菌糸体抽出物液剤、炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹、炭酸水素ナトリウム・銅水和剤、銅水和剤、銅粉剤、硫酸銅、生石灰、天敵等生物農薬、性フェロモン剤、クロレラ抽出物液剤、混合生薬抽出物液剤、ワックス水和剤、展着剤、二酸化炭素剤、ケイソウ土粉剤、食酢の30種類である。

特定非営利活動法人・日本有機農業研究会は、「有機農業の目指すもの」として、下記の項目を挙げている。

安全で質のよい食べ物の生産
環境を守る
自然との共生
地域自給と循環
地力の維持培養
生物の多様性を守る
健全な飼養環境の保障
人権と公正な労働の保障
生産者と消費者の提携
農の価値を広め、生命尊重の社会を築く
同会は「有機農産物の定義」として、「有機農産物とは、生産から消費までの過程を通じて化学肥料・農薬等の合成化学物質や生物薬剤、放射性物質、遺伝子組換え種子及び生産物等をまったく使用せず、その地域の資源をできるだけ活用し、自然が本来有する生産力を尊重した方法で生産されたものをいう」と定めている。